計算式の構造
ファンディングレートは「プレミアム指数 + 金利成分」で構成される。プレミアム指数は永久先物の中値と現物指数の乖離率の時間加重平均で、金利成分は USDT 建てで通常 0.01% / 8h の固定値 (年率約 11%) である。プレミアムが小さい平時はレートも 0.01% に近づく。極端な強気局面では 0.15% / 8h (年率 165%) に達することもある。
プラスとマイナス
ファンディングがプラスの状態は「ロング過多」を示し、ロング保有者がショート保有者に支払う。マイナスの状態は「ショート過多」を示し、その逆になる。長期間プラスが続く局面ではレバレッジロングが偏在しており、相場転換時のロスカット連鎖が起きやすい。ファンディングが極端に振れたタイミングは、ポジション偏在の指標として相場の過熱・冷却を測る材料になる。
実務上の注意
ファンディングを受け取る側の戦略 (例: キャッシュ・アンド・キャリー) を組む場合、年率換算の表面利回りに惑わされず、入出金コスト、強制ロスカットリスク、ステーブルコイン de-peg リスクを織り込んで実利を計算する必要がある。ファンディングは事後的に決まるため、支払時点で過去 8 時間の実現平均が確定する。